空き家バンクとは
空き家バンクは、自治体(または委託を受けた団体)が、売りたい・貸したい空き家の情報を集め、購入・賃借を希望する人へ提供する仕組みです。民間の不動産ポータルに出ない物件が載ることがあり、地方の住まい探しの選択肢になります。
探し方
- 自治体の空き家バンクページ: 「(自治体名) 空き家バンク」で検索
- 全国版空き家・空き地バンク: 国土交通省が案内する横断検索の入口。掲載範囲と利用条件は自治体ごとに確認
- 移住相談窓口: 掲載前の物件を案内できるか、今後の登録予定を含めて相談
契約までの一般的な流れ
- 空き家バンクに利用登録(自治体により本人確認や誓約書が必要)
- 物件の内見(現地訪問。立会者、鍵の手配、内見方法は自治体・物件ごとに確認)
- 条件交渉・契約(所有者との直接交渉か、自治体が指定・協定する宅地建物取引業者等の仲介かは制度ごとに異なります。自治体の役割を情報提供に限り、交渉・契約に関与しない制度もあるため、役割分担を確認)
現地・契約前に確認したいポイント
- 建物の状態: 雨漏り・シロアリ・傾き・水回りの劣化。「現状有姿」「現状渡し」の条件がある物件もあるため、契約書と物件状況を個別に確認します。国土交通省の建物状況調査(インスペクション)活用案内も参照してください
- 改修費用の見積もり: 改修費が購入費を上回る可能性もあります。契約前に、調査できた範囲と未確認箇所を分けて工務店等の見積もりを取ります
- 登記と権利関係: 相続登記が済んでいない物件は、所有者の確定や登記手続きに時間がかかることがあります。相続登記は2024年4月1日から義務化され、施行前の相続も対象となるため、法務省の相続登記の申請義務化と登記事項を確認します
- 家財の残置: 残置物の処分費用を誰が負担するか
- 改修補助の有無: 空き家改修・家財処分等の制度がある場合は、申請・交付決定と契約・着工の順序を要綱で確認してください
次に確認すること
- 候補自治体の空き家バンクの掲載状況と利用登録の条件
- 改修補助・取得補助の申請時期と要件(着工前・年度予算)
物件の状態と権利関係は個別性が高いため、契約前に専門家(建築士・司法書士・仲介業者)の確認を挟むことをおすすめします。
国の案内と個別物件を分けて確認する
国土交通省の全国版空き家・空き地バンク総合情報は、自治体によって利用者登録や対象者条件が異なると説明しています。同省の消費者向けQ&Aでは、宅地建物取引業者との媒介契約を必須とする自治体もあり、取引交渉や手続きは当事者の責任で行うと案内しています。自治体空き家・空き地情報リンク集から自治体の公式窓口を探し、横断サイトへの掲載情報だけで建物状態、権利、融資、補助、契約成立を判断しないでください。
内見前に物件番号と問い合わせ先を確認し、契約前には登記事項、所有者、相続、境界、接道、用途・再建築条件、災害ハザード、インフラ、残置物、修繕見積りを整理します。自治体が情報提供のみを行い、交渉・契約へ関与しない制度もあります。
宅地建物取引業者が売主となる売買、または売買・賃貸の代理・媒介を行う取引では、契約前に宅地建物取引士から重要事項説明を受け、仲介手数料と契約条件を確認します。国土交通省の不動産取引に関する消費者向け案内も参照してください。所有者との直接取引では、宅地建物取引業法に基づく重要事項説明が行われるとは限りません。宅地建物取引業者が関与しない場合は、同等の確認事項を専門家と整理し、契約書・告知書等へ反映してください。
改修補助は当年度の対象工事、申請期限、交付決定前着工の扱いを確認し、採択前に補助額を資金計画へ確定計上しないでください。
空き家関連制度は支援制度検索で候補を確認できます。
